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技術資料
液体熱制御と熱交換器

1.熱制御の直面する課題

■小型・薄型・高性能・多機能で発熱密度増加の一途

  • 熱拡散放熱⇒ヒートパイプ(以下HP)応用⇒ファン活用・・・限界
  • 軽量・静音化 ・・・受・放熱器軽量・高性能化とファン負荷軽減
  • 筐体温度制限(快適さ)・低価格要求 ・・・技術革新必要
■固体光源の熱制御
  • 小ウェハ面積で発熱量大 ⇒ 高発熱密度で空冷の限界
  • 温度変動で色変動 ⇒ 新温度制御技術が必要
■FPD等大面積の温度平準化を薄型で⇒新熱制御技術必要

■熱交換器

  • 受熱と排熱を決定。
■熱移動
  • 放熱フィン⇒HP(毛細管現象で液体循環)⇒強制循環
熱制御の技術革新が急務
2.液体活用熱制御の狙い(1)

--- 液体活用熱制御の基本 --- 
■ 受熱と熱移動と排熱(熱交換)が3要素

受熱と熱移動と排熱(熱交換)が3要素

■熱源は発熱密度が増加

  • 小型・薄型・多機能・高性能で熱制御の重要性増大
■受熱部は
  • 高発熱密度と熱源数対応を軽量・高信頼性で
■熱移動は材料と体積と温度差で決定
  • 固体:熱伝導率*断面積/長さ ⇒ 距離依存大
  • 流体:比熱*流量*温度差   ⇒ 距離依存無し
■排熱熱部(熱交換器)
  • 熱交換効率高く軽量で小型

液体活用熱制御の狙い(2)

1.ノートPC等の高性能電子機器の冷却システム

1-1. 静音&筐体温度低下で機器を快適化
1-2. 高発熱密度&マルチ熱源対応で高性能と多機能を実現
1-3. 軽量&薄型を実現
1-4. 高信頼性でリーズナブルなコスト


2.固体光源温度制御システム(プロジェクタ、FPD、高輝度照明)

2-1. 高発熱密度のマルチ受熱で素子の寿命と安定性実現
2-2. ファンレスやファン負荷低減で低騒音と低消費電力
2-3. 軽量&薄型&高信頼性をリーズナブルなコストで実現
2-4. 筐体温度と排気温度低下で快適な機器実現


3.大面積での温度分布解消

3-1. 抜群の熱移動能力により温度平準化実現
3-2. 軽量&超薄型&高信頼性をリーズナブルなコストで実現

液体活用熱制御の狙い(3)

--- 薄型・軽量・静音熱制御のイメージ(40W) ---

重量 g
厚さ mm
マルチ受熱
ファン負荷
体活液用
50
2.5
30%減
HP空冷>
100
10
×
基準
HP*2空冷
150
10
30%増
 
HP:13g
CP:40g
HP:φ6
液冷は平面流路
液冷は有効面積大

■液体活用はアルミで軽量化、受熱・排熱・熱移動とも流体で高効率
■HPはCU製で重く、集熱と熱拡散を固体に頼ることから重量増
■マルチ受熱のHP複数使いは重量増とファン負荷増大に繋がる

■液体活用は受・排熱の効率高く、アルミ応用で軽量化とマルチ受熱に有効
■静音・筐体温度低下にも有効であり、快適性の向上に有効。

3.液体活用受熱(Cooling Plate)

1.独自構造のアルミ平面流路で軽量・薄型・高性能を高信頼性で実現

1-1. 熱抵抗0.2以下の受熱を厚さ2?で実現し、100W/?^2対応可
1-2. 高発熱密度&マルチ受熱にフレクシブルアルミ平面流路で対応
1-3. アルミ封止技術で軽量&薄型を高信頼性かつ合理的製法で実現
1-4. 流路&リザーブタンク兼用で部品点数削減可能


2.迅速な実証試作対応

2-1. 金型不要で短納期と妥当な試作費で迅速に対応します
2-2. 受熱量や取付けに合せた設計サポートが可能です
2-3. 排熱部(ラジエター)、ポンプ、冷媒の推奨も可能です
2-4. 性能評価のサポートも可能です(有料)


3.量産体勢サポート

3-1. 全体システムや、信頼性確立の受託先紹介可能
3-2. 部品単品供給も対応します

4.液体活用排熱(ラジエター)

1.独自の多層アルミ流路で軽量・小型・高性能を高信頼性で実現

1-1. 40W排熱をサイズ13*74*8.5t、風速3.2m/sで実現
1-1. 室温に対し入/出液温が+33.3/19.1℃、流量30ml/m時
1-2. 熱交換面全面に流路を配し空冷比で熱交換効率大幅向上
1-3. アルミ封止技術で軽量&薄型を高信頼性で合理的コストで実現
1-4. 流路&リザーブタンクと一体化で部品点数削減可能


2.迅速な実証試作対応

2-1. 金型不要で短納期と妥当な試作費で対応します
2-2. 放熱量や組込み形状に合せた設計サポートが可能です
2-3. 受熱部やポンプの推奨も可能です
2-4. 性能評価の協力も可能です(有料)


3.量産体勢サポート

3-1. 全体システムや、信頼性確立の受託先紹介可能
3-2. 部品単品供給も対応します

5.熱移動能力と熱制御

1.水の熱移動能力は比熱と温度差と流量の積で決まる

20℃の温度差で100Wの熱移動に必要な流量は、(比熱:4.2 kJ/m^3・K)
100/4.2/20=1.2ml/s と少量 ⇒ 抜群の熱移動能力

2.熱移動能力の活用

2-1. 受熱部と排熱部を水で熱移動させると温度差1℃以下可能
2-1. 熱抵抗換算で 1/100 = 0.01 と極めて低熱抵抗となる
2-2. 受熱部では発熱部全面で固体の介在を最小に受熱することで
2-2. 受熱熱抵抗0.2以下可能 (HPでは集熱に銅が必要で重量増)
2-3. 排熱部では全表面に熱を伝えることから、熱交換能力を高く出来る

■参考

材料物性 空気 アルミ
熱伝導率 0.6 0.03 170 340 W/m・K
比  熱 4.2 1 0.9 0.4 kJ/m^3・K
密  度 1000 1.1 2700 8900 kg/m^3
液体活用熱制御のご提案

1.熱制御検証のサポート(有料)

1-1. 受熱部の設計と試作
1-2. 放熱部の設計と試作(実験用部材貸出し含む)
1-3. 実験用ポンプ・冷媒など貸出し
1-4. 熱制御性能確認。


2.御提供を頂くデータ等

2-1. 受熱部
2-1. 熱源と発熱量と受熱部形状と取付け寸法
2-2. 排熱部
2-2. 使用ファンの提供と吸排気及び取り付け関係寸法


3.量産体勢サポート

3-1. 全体システムや、信頼性確立の受託先紹介可能
3-2. 部品単品供給も対応します

液体活用熱制御例

--- 液体熱制御ノートPCが市場で実績 ---

  ■‘2009年12月発表し、発売開始
  ■市場でのクレーム等特に報道無し 充分な信頼性有と見られる

液体活用熱制御と空冷の比較例

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